TL;DR

2026年8月17日朝、X(旧Twitter)で生徒を道路脇の側溝(下水道)に閉じ込めるいじめ動画が拡散され、大きな波紋を呼んでいます。投稿したのはフォロワー約119万人の暴露系アカウント**「DEATHDOL NOTE(デスドルノート)」で、投稿から数時間で閲覧数は180万回を突破。動画には白いTシャツ姿の被害生徒が「助けてください…もう…」と泣き叫ぶ声が収められています。8月17日時点で学校名・加害者の特定はされておらず、警察や教育委員会の公式発表もありません**。動画の真偽を含め、すべての情報が未確認の段階です。


発端:8月17日朝、DEATHDOL NOTEが投稿

動画が公開されたのは8月17日の朝。DEATHDOL NOTEは、投稿時点で学校名を把握しておらず、フォロワーに情報提供を呼びかける形式でした。

【いじめ加害度B】 学校名特定班募集 加害生徒 備考:泣き叫ぶ被害者を下水道に閉じ込める

投稿から数時間で閲覧数は180万回超を記録し、「見てられない」「怒りしか湧かない」「未成年だろうがやっていい事と悪い事の分別もつかん輩は刑務所放り込めよ」といった反応が殺到。いじめの残虐さに衝撃を受ける声と、動画拡散そのものへの疑問の両方が集まっています。


動画の内容と「まだ分かっていないこと」

現時点で確認できている情報と、確認できていない情報を整理します。

項目現状
投稿者暴露系アカウント「DEATHDOL NOTE」(フォロワー約119万人)
投稿日時2026年8月17日午前
動画の内容白いTシャツ姿の生徒が道路脇の側溝に閉じ込められて泣き叫ぶ映像
閲覧数投稿から数時間で180万回超
加害者の特定未特定(顔は映っておらず、声と笑い声のみ)
学校名未特定(投稿者は「学校名特定班募集」と呼びかけ)
撮影場所未確認(「富山の中学校」とのリプライがあるが根拠不明)
撮影時期未確認(8月17日当日の撮影とは限らない)
警察・教育委員会の発表なし(8月17日時点)

投稿から約1時間後、リプライ欄に「これ富山の中学校だよ」という書き込みが現れましたが、学校名はおろか市町村名すら示されておらず、信頼できる根拠は確認できていません。また動画が最初にどこにアップされたのか(TikTokやLINEグループなど)も不明です。動画の真偽そのものも、2026年8月17日時点で検証されていません。過去のSNS拡散事例と同様、誤情報の可能性も含めて注意が必要です。


DEATHDOL NOTEとは何者か

DEATHDOL NOTEは2024年3月にXで活動を開始した暴露系アカウントです。当初はアイドル業界のスキャンダル暴露が中心でしたが、2026年1月に栃木県立真岡北陵高校でのトイレ暴行動画を拡散したことを機に「いじめ撲滅委員会」と名乗り、いじめ動画の告発活動に軸足を移しました。

いじめ告発の実績を評価する声がある一方で、被害者の映像をむやみに拡散する手法や、フォロワーによる「特定班」的な加害者探し(ネット私刑のリスク)を批判する声も根強くあります。

2026年は「いじめ動画拡散」が社会問題化した年

本件は2026年に相次ぐ一連のいじめ動画拡散事案の最新例です。これまでに栃木県立真岡北陵高校(1月)を皮切りに、大分市立中学校や福井県立坂井高校、会津若松市立第五中学校、鹿児島県姶良市重富中学校、福岡県立鞍手竜徳高等学校などで同種の動画が表面化したと報じられています。

この状況を受けて政府は動き始めました。文部科学省は1月14日、都道府県や政令指定都市の教育長らを対象に、いじめ防止に関する緊急オンライン会議を開催。全国の学校に対して暴力行為やいじめの有無の再確認、被害児童生徒の安全確保と心身のケア、加害児童生徒への出席停止などの毅然とした対応を求めました。さらに1月16日には文部科学省、こども家庭庁、警察庁などの担当者が参加する関係省庁連絡会議が開かれ、人権侵害につながる動画の削除要請や、悪質な書き込みが名誉毀損罪・侮辱罪の対象になり得ることの周知など、対応方針を確認しています。


法的にどのような罪になり得るのか

ネット上では「これは犯罪では」という指摘が相次いでいます。

  • 監禁罪(刑法第222条):人の身体を閉じ込めた場合、3月以上7年以下の懲役
  • 暴行罪(刑法第208条):暴行を加えた場合、2年以下の懲役もしくは30万円以下の罰金など

加害者が未成年の場合は少年法の手続きが適用され、14歳未満は刑事責任を問われない(刑法第41条)ため、学校側の指導や児童相談所の関与が中心になります。さらに今回のようなケースでは、撮影していた人物や、動画を拡散した人物の責任も論点になります。被害が明らかになるほど、むしろ映像の拡散が二次被害を生むという指摘も強まっています。

今後の展開は

過去のDEATHDOL NOTE関連の事案では、投稿から数日以内にテレビや新聞が後追い報道するパターンが繰り返されてきました。本件でも、学校や自治体の特定、警察の対応、あるいは動画の真偽が明らかになるのはこれからです。憶測による拡散ではなく、公式発表を待つ姿勢が求められます。

この件は2026年8月のネットトレンドまとめにも随時追記します。SNSで拡散された動画が炎上・問題化した事例としては、患者への暴行映像が流出して大きな波紋を呼んだ北林病院の看護師暴行動画もあわせてご覧ください。