2026年8月23日、仁川国際空港からグアムへ向かう大韓航空KE415便のビジネスクラス席。韓国のベテランコメディアン、パク・スホン(55)が妻キム・ダイェ(32)と2歳の娘ジェイちゃんと搭乗した。ところが出発直後、娘が激しく泣き出した。パク氏は乗務員に「降りたい」と伝え、預け荷物の降ろし作業が始まった。すると娘が泣き止み、今度は「搭乗したい」と意思を翻した。

その結果、荷物の再積み込みと保安手続きにより、フライトは約1時間遅れた。約200人の乗客が巻き込まれ、パク氏が機内で何度も頭を下げて謝罪する映像がSNSに拡散。韓国と日本で「芸能人への特別扱いではないか」と炎上した。

何が起きたのか

8月23日の経緯

仁川発グアム行き大韓航空KE415便は、当日午前10時5分頃の出発予定だった。パク氏の家族はビジネスクラスに搭乗。離陸後すぐに、2歳のジェイちゃんが座れないほど激しく泣き出した。

パク氏は慌てて乗務員に「降りなければならない」と申し出た。航空会社側は規定に基づき、預け入れ荷物を機内から降ろす作業を開始した。ところが、作業の最中にジェイちゃんが泣き止んだ。パク氏側は再び搭乗を希望した。

一度降ろした荷物を再び積み直す必要が生まれ、保安検査の手続きもやり直しになった。結果的に出発は約1時間遅れ、到着も31分遅くなった。乗客約200人がその影響を受けた。

機内で撮影された謝罪映像

機内で撮影されたとみられる動画がオンラインコミュニティに投稿された。映像の中では、子どもの泣き声が響く中、パク氏が周囲の乗客に向かって何度も頭を下げ、「申し訳ありません」と謝罪する姿が映っている。

さらに、パク氏の家族とみられる預け荷物を降ろす様子の写真も公開され、事態がSNS上で一気に拡散した。

SNS炎上の核心

「芸能人への特別扱い」論争

問題になったのは、パク氏が降機の意思を撤回したことを航空会社側が受け入れたこと自体だ。通常なら一度降機を申し出た乗客の荷物を降ろし始めたら、そのまま手続きは進められる。ところがパク氏の場合は「泣き止んだから再搭乗したい」という申し出を受け入れた。

一部の利用者は「一般人なら絶対に許されない特別扱いだ」と批判した。一方で、航空会社側は「乗客が機内で降機の意思を示しても、航空機の外に出ていない状態であれば、その意思を撤回できる」と説明。大韓航空も「自発的に降機を希望する乗客が発生した場合、手続きに従って原則通り対応している」と公式に表明した。

「赤ちゃんビジネス」批判の再燃

この騒動は、パク氏への批判を別のレベルに引き上げた。パク氏と妻キム・ダイェは娘ジェイちゃんの日常を記録する家族YouTubeチャンネル「パク・スホン 幸せだホン」を運営していた。毎週月曜日に動画を投稿し、ジェイちゃんの成長記録や旅行Vlogを公開してきた。

しかし騒動後、8月24日の動画を最後にチャンネルの更新が止まった。個人SNSも同様に自粛状态が続いている。韓国のネットユーザーからは「子どもを売って稼ぐ‘赤ちゃんビジネス’の代償だ」という声も上がった。

過剰な批判への反論も

一方で、「本人が非を認めて謝罪している。規定違反にも該当しない出来事に対して、過度な非難を寄せるのは適切ではない」という意見も出た。降機の意思表示自体は航空法違反ではなく、航空会社側も規定通り対応したと説明しているためだ。

パク・スホンとは

1970年生まれのベテランコメディアン。1991年にKBS大学ギャグ祭でデビューし、TV番組のMCやバラエティ出演で韓国で高い人気を誇る。

2021年には自身の出演料などを長年横領してきたとして、マネジメントを務めていた実兄夫婦を告訴。同年7月には23歳年下のキム・ダイェと結婚した。2024年10月には二人の間にはじめて娘ジェイちゃんが誕生し、以降は家族インフルエンサーとしても注目を集めていた。

2026年7月には義姉(兄の妻)との名誉毀損裁判でも勝訴し、1200万円の罰金刑が確定。家族トラブルと騒動が相次ぐ中での今回の飛行機遅延騒動となった。

8月26日の謝罪

パク氏は8月26日、自身のInstagramで謝罪文を投稿した。

私たちの家族が原因で出発遅延が発生し、多くの方の貴重な時間を奪ってしまった。航空関係者にも多大な迷惑をおかけし、心よりおわび申し上げる。

搭乗直後から子どもが座れないほど泣き出し、慌てて未熟な判断をしてしまった。長時間のフライトで乗客に迷惑がかかると考え、一度は降車を申し出た。その後、機内で待機中に子どもが泣き止んだため再び搭乗の意思を伝えたが、これにより保安検査などで大幅な遅れが生じるという点にまで考えが及ばなかった。航空手続きに対する私の無知が招いたことであり、弁解の余地はない。

騒動後、パク氏一家はグアムに滞在中もSNSやYouTubeの更新を停止し、自粛を続けている。

なぜ1時間も遅れたのか

航空業界に詳しい専門家の分析によると、一度降機を申し出た乗客の荷物を降ろし始めると、以下の手続きが必要になる。

  1. 荷物の特定と降ろし - 該当する乗客の預け荷物を機内から探して降ろす
  2. 保安検査のやり直し - 降機が確定した場合、該当セクションの再検査が必要
  3. 再搭乗時の手続き - 意思を撤回した場合、再度の搭乗手続きと荷物の再積み込み

2019年から2024年8月までに、全国の空港で計2965件の乗客降機が記録されている。そのうち85.9%にあたる2548件が自発的なもので、残り417件は航空機の欠航や遅延によるものだった。パク氏のケースは自発的な降機希望から撤回という特殊なケースで、通常の手続きとは異なる対応が必要になった。

FAQ

Q: パク・スホンの飛行機遅延はいつ起きたのか? A: 2026年8月23日。仁川国際空港発グアム行き大韓航空KE415便で、出発が約1時間遅れた。

Q: なぜ航空会社は降機撤回を受け入れたのか? A: 大韓航空は「乗客が航空機の外に出ていない状態であれば、降機の意思を撤回できる」と説明。規定通りの対応だったとしている。

Q: パク氏は謝罪したのか? A: 8月26日にInstagramで謝罪文を投稿。「航空手続きに対する私の無知が招いた」と述べ、乗客と航空会社に頭を下げた。

Q: 芸能人への特別扱いだったのか? A: 航空会社側は否定。一般的にも自発的な降機希望は年間約2500件発生しており、規定に基づく対応だったとしている。

Q: チャンネルは現在どうなっている? A: 騒動後の8月24日を最後に動画投稿が停止。家族SNSも自粛が続いている。

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出典